2019-10-02 Wed
9月25-27日の読み語り2学期になって読み語りに使っている本
低学年には

ひらがなで書かれてると気づかないかもしれませんが
『氷点』の著者の三浦綾子さんの童話を絵本にした作品です。
絵はダウン症の岡本佳子さんが書かれています。
男の子が自宅から見える樹を見て「なんの木だろー?」
見に行こう・登ってみたいなと冒険に出かけるお話です。
途中 川の魚やリスに出会い寄り道した挙句に目的を忘れて帰宅してしまいます。
誘惑に負けて気持ちがそれてしまうことは誰しもあること。
読み始めは「なんの木」か答えを言いたくて仕方がない様子ですが
「なんの木だろー?」の冒険だったことを忘れて
生き物たちとの触れ合いや道草のお話に引き込まれて聞いてくれます。
3・4年向けに選んだ本

ある日カがイグアナにほら話しを聞かせたことで
次々と展開し しまいには夜が明けない事態になってしまいます。
動物会議で「なぜーこーなったか?」逆戻しのように真相があきらかになります。
カが耳元でぶんぶんいう理由もわかります。
どんどんお話が進むので 続きを想像しながら聞いてくれています。
「ばたみんばたみん」「わさうすわさうす」等の動物の動きに合った言葉が面白く
読みながらついつい体を動かしてしまいそうになります。
早く読み終わった時におまけで読む本

海で泳いでいたいわしくんが 捕まえられて 食べられて …
短いお話なので あらすじだけで想像できてしまいますね。
「食物連鎖」や「命を頂く」ことがサラッと描かれています。
当分はこれらの本を読むつもりでいたのですが
「今年の4年生はガチャガチャしてるよ!」
「今日の4年生はちょっとねー。」
のような声が仲間から聞こえてきて 少々怖気づいてしまった。
で ひよったというか子供たちに媚びるような選書をしてしまった。

「おしり」は子供たちが好きなワードですからね うけましたよ。
面白いだけではなく「おしり」を使った言葉や 筋肉の話しも盛り込まれていて
ちょっとためになる本です。
しかし やっぱり『どうしてカは耳のそばでブンブンいうの?』
を読めばよかったかなー。
自己防衛でうけを狙うってダメじゃん!
中学生向けに選んだ本

宮沢賢治作品集の中の「手紙一」を絵本に仕立てた本です。
このはなしはおとぎばなしではありません。賢治
はげしい毒を持った竜が
「よいこころを起こして これからはもう悪いことをしない」と誓い
人やアリの前に身を投げます。
おしゃかさまになって みんなにいちばんのしあわせをあたえました。
中学生にしては幼い?生徒を前にして 読む自信がなくなり他の本を読んでしまった。
またも媚びるって言うか逃げた。
やっぱり読んでおけば良かった。
次は準備をしっかりして読むぞ===!
小学校低学年に読む方がすんなり聞いてくれるかもな。
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